学校ブログ

土木事業見学会

 1学年は本日、土木事業見学会を行いました。土木センターから講師の先生をお招きし、建設業について説明をしていただきました。

 まずは建設業について知ってもらうために岩泉町周辺で行われた主な工事や建造物を紹介していただきました。橋や砂防ダム、トンネルや洪水被害からの道路復旧など、身近にあるたくさんの建物や道づくりを担ってくださっていることが分かりました。

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 視聴覚室でお話を聞いたのち、バスに乗って中島地区の工事現場に移動しました。工事現場では、ちょうど道路のアスファルト塗装作業の最中であり、どのような順番でどのような作業を行うのかを説明していただきました。土を盛り上げる作業や片面ずつ舗装すること、そのために片側交互通行にしなければならなかったり、迂回路を設けなければならなかったりなど、図や現場を見ながらのとても分かりやすい解説でした。

 

 

 

見学場所を移動し、次に排水樋管と呼ばれる水路の見学をしました。道路の下を通り、津波や洪水など川からの逆流を止める弁のような機能のある水路だと伺いました。とても大きなコンクリートの建造物で、地面に沈んでしまわないよう地盤を固くする作業も必要になったとのことです。生徒からは、どのような成分の薬で地面を強くするのかという質問が出ました。興味を持って説明を聞いていた様子です。

今回の見学会は2つのテーマで行いました。

 1つ目は勤労観です。土木事業に携わる方々がどのような思いで仕事に向き合っているかを考えながら話を聞きました。住んでいる方々のためにという使命感は、土木事業だけでなく様々な職業にも当てはまりそうだと気づいた様子でした。

 2つ目は集団行動です。行事を自分たちの力で成功させるためには、学年でどのように役割分担で進めればよいかを考えながらつくり上げました。どのような説明や図、指示出しや呼びかけをすればよいか、係どうしでの確認は取れているかなど、苦労しながらも責任感のある根強い頑張りを見せてくれました。

1学年の皆さんが今後創り上げていく行事が楽しみと思わせてくれるような1日でした。